研究課題/領域番号 |
07554027
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
山邊 信一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00109117)
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研究分担者 |
小原 繁 北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (80160935)
松下 叔夫 大阪市立大学, 理学部, 講師 (80229468)
鷹野 景子 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (00143701)
長嶋 雲兵 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (90164417)
細矢 治夫 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (10017204)
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キーワード | 文献データベース / 量子化学 / QCLDB / 検索プログラム / 管理システム / データ査読収集システム / 非経験的波動関数 |
研究概要 |
1.平成7年度:複数のプログラムで構成されるOCLDB管理システムは、元来大型汎用計算機上で開発されたものであり、近年のダウンサイジングの流れをうけて、本活動の途絶が危惧されるに至った。本年度は、この問題の回避のため、すべてのプログラムのUNIX機への移植をおこなった。中でもデータチェックプログラム、成形印刷プログラムは、PL/I言語で記述されており、UNIX機ではコンパイルができない。そこでC言語による全面書き換え作業を行った。特にデータチェックプログラムは、C言語に移植されたことで、収集・査読者が各自の計算機上でデータチェックが可能となり、収集・査読作業の分散化が可能となった。 2.平成8年度:収集・査読作業の簡便化、信頼性・効率の向上を目的に、データチェックプログラムをデータ入力支援システムとして構築した。具体的には従来のチェックプログラムによる形式的な入力ミスの検出に加え、化合物名、人名などは過去のOCLDBから辞書を作成することで、タイプ誤り等の入力ミスにも対応できることになった。これによって、収集・査読者はデータ内容等データの質の向上へ集中できることになった。 3.平成9年度:前年度に引き続きデータチェックプログラムの改良を行い、データの追加における標準化、定式化をすすめた。データの誤り検出に活用するOCLDB辞書とそれを作成・充実するプログラムを改良し、さらにデータ数の増大に対応すべく新検索システムのデザインに関する検討をはじめた。またWWWでの本格的な公開に向け、試験運用を行い、リレーションナルデータベースとの連係を中心にデータ内容と管理・運用の技術的な問題点の検討をすすめた。 4.各年度について冊子体で学術雑誌THEOCHEMに掲載した。また9年度までに、36856件の文献データを、データベースとして提供した。
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