研究概要 |
分子系統樹データの収集と入力:斎藤 データ収集を効率的に行うため,対象とする生物を特定せずに,分子進化の2雑誌(Molecular Phylogenetics and Evolution&Molecular Biology and Evolution)が創刊されてから現在までに発表された全論文から,前者から204件,後者から670件の系統樹を抜き出してスキャナーで読み込み,系統樹描画ソフトウェア用の準備ファイルを作成した。 系統樹描画ソフトウェアの開発:田村 準備段階で開発済みであった,MS-DOS環境で作動する′TreeView′をプロトタイプにして,新たにWindows環境で作動するWindows版の′TreView′を開発した。Windows版では,MS-DOS版で実現していた樹形の編集等の機能に加え,枝の幅やフォントの設定,市販の図形描画ソフトウェアに読み込み可能なメタファイルの出力,複数系統樹の同時読み込み等の新しい機能も追加した。さらに,全ての機能をマウスによって簡単に操作できるようにし,系統樹データベースをより使いやすいものにするための改良を行った。 分子系統樹データの収集と入力:今西 Nature,Science,PNASのうち,Natureの1990-1995年分は系統樹データ133件のpick upが終了している。それらは文献情報と画像情報をパソコンの入力済みである。また,系統樹ファイルのフォーマット変換のためのソフトを開発した。このソフトにより,DendroMaker formatとNew Hampshire formatの相互変換を実現している。 植物系統樹データの収集と入力:伊藤 主に植物関係の系統樹データの収集と入力を行った.対象としたjournalは以下の4雑誌である.Americal Journal of Botany,Journal of Plant Research(Botanical Magazin Tokyo),Evolution,Systematic Botany。約200個の系統樹の入力を行った。
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