研究課題/領域番号 |
07554081
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鍵 裕之 筑波大学, 物質工学系, 講師 (70233666)
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研究分担者 |
岡田 昭彦 理化学研究所, 副主任研究員
鈴木 勝彦 東京大学, 教養学部, 助手 (70251329)
若槻 雅男 筑波大学, 物質工学系, 教授 (50114153)
足立 守 名古屋大学, 理学部・地球惑星科学科, 教授 (10113094)
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キーワード | 近赤外 / 顕微鏡 / FTIR / 鉱物 / 赤外スペクトル |
研究概要 |
平成7年度は、主に実験設備の整備につとめた。 主要測定装置として、パーキンエルマ-社製Spectrum 2000 FTIR分光光度計を購入し、近赤外用検知器としてInSbディテクターを装着した。近赤外領域の顕微分光は、FTIRの発光測定用光採り入れ口から既存の近赤外顕微鏡からの透過光を導入し、発光スペクトルの測定によって行うことに方針を決めた。現在は、不透明鉱物の赤外線カメラによる画像撮影と顕微分光を同時に行える測定システムの準備を進めている。具体的には、顕微鏡の鏡筒からの試料透過光を凹面鏡で平行光にし、FTIRに導入するための光学系を設計している。 現段階では顕微分光は実現していないが、マクロ領域の近赤外域透過スペクトルの測定については成果が出ており、実験室レベルでの水熱実験により近赤外透過像が変化するモリブデナイトについて透過スペクトルを測定し、今年度末に開かれる国際会議にてその結果を発表する予定である(Goldschmidt Conference, Hanburg)。
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