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1996 年度 研究成果報告書概要

軟骨魚類の骨硬化ホルモン〈カルントニン〉:細胞レベルにおける生理作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07554089
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 植物形態・構造
研究機関金沢大学

研究代表者

笹山 雄一  金沢大学, 理学部, 教授 (30018999)

研究分担者 鈴木 信雄  金沢大学, 理学部, 助手 (60242476)
西沢 勉  住友金属工業ハイクオリティライフ研究所, 生物工学研, 室長
黒田 英世  富山大学, 理学部, 教授 (50064845)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワード細胞内Ca測光装置 / カルシウム蛍光色素 / アメフラシ神経細胞
研究概要

本研究は平成7年度と8年度に渡って研究された。しかしながら、当初に目的とするところまでは、残念ながら達していない。これは7年度の配分が10月末日に補正予算として遅れて来たこと、その額が予定をした物品の購入にはるかに及ばない為、自分で装置の手作りから始めねばならなかったことによる。さらに、日本海における原油流出という全く不足の事態が発生して漁船が出ず、アカエイ等の軟骨魚類の入手がかなり困難になってしまったことも原因の一つである。現在、本研究で申請した細胞内イオン測定装置(日本分光:CAM230型)に相当する、細胞内のCa濃度の変化を調べる装置を、倒立顕微鏡と落射蛍光装置及び光電子倍増管を組み合わせて完成させた。これはニコンTMD300という倒立顕微鏡に蛍光カルシウム指示薬Indo-1用の落射蛍光装置(EF-S/Ca)を組み込み、細胞を380nmの波長でたたき、そこから出る蛍光をダイクロイックミラーDM455により2つの波長に分け、波長405と485のフィルターを通して細胞内Ca濃度の盛衰を見るという装置である。実際は、倒立顕微鏡のサイドポートへ光電子倍増管(浜松ホトニクスR1477)を2本組み込んだ装置を取り付け、2ペンのレコーダーへシグナルを導き、記録した。すなわちCa濃度が高いときは405nmのピークが高く、低いときは485nmのピークが高くなる。軟骨細胞の培養は試みてはいるが現在、上手く行かない。最近、神経細胞の細胞膜は軟骨細胞が生産する軟骨基質に似た硫酸プロテオグリカンからなるという報告がある。従って、上記の装置の有効性を試すため、軟体動物のアメフラシの腹部神経節より過去に、申請者らがカルシトニンに反応する事を見いだしたR9と名付けられている細胞で細胞内Ca濃度の変化を検出を試みた。しかしながら、うまく細胞内Caの変化を捕らえらず、その原因をやっきとなって調べている。

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公開日: 1999-03-09  

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