研究課題/領域番号 |
07555001
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
下山 雄平 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (50123948)
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研究分担者 |
松木 貴司 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (00157281)
藤井 金苗 日本電子株式会社, 分析機器技術本部, 課長
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キーワード | ホワイトノイズ磁場変調 / ベクトルESR / 位相信号 / 強度信号 |
研究概要 |
二つの主な成果が得られたので箇条書きにて述べる。 1)マイクロ波磁場発生装置およびディレイ・ジェネレータを既設ESR分光器(日本電子FEIXGセカンド・ハ-モニック装置付き)にアンサンブルし、ベクトルESRの自動測定を可能とした。すなわち、主増幅器からの復調まえのESR信号をデジタイザーにて直接デジタイズし、アベレ-ジャにて加算平均することにより信号-雑音(S/N)比を向上させた。位相の計算に耐えるS/N比の信号になるように加算平均した後、データ処理システムへ高速のデータ取り込んだ。ベクトル量の計算はプロセッサ言語で遂行した。ホワイトノイズ発生装置と共鳴分散器は自作した。 2)フーリエ級数展開と線形最小二乗法を組み合わせ、可変の変調周波数に対する任意高周波の信号ベクトルの演算を行った。ベクトル信号の振幅と位相をデジタルESRスペクトル処理装置を用いて高速演算ソフトウエアを開発することにより精密測定を行った。 3)上記手法を生体膜の動的性質とアルブミン蛋白質の分子ゆらぎの測定に応用し、異方的運動と構造についての知見を得た。
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