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1997 年度 実績報告書

スピン偏極電子源を用いた表面・界面磁性研究用反射電子回折装置の試作

研究課題

研究課題/領域番号 07555008
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 信夫  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (40126876)

研究分担者 坂 貴  大同特殊鋼(株)新素材研究所, 主任研究員
木塚 徳志  名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 講師 (10234303)
中西 彊  名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40022735)
キーワードスピン偏極 / GaAs電子源 / 表面・界面 / 磁性 / 反射電子回折
研究概要

本研究では、Negative Electron Affinity Activation (NET)という新しいスピン偏極放出原理にもとづくGaAs半導体表面からのスピン偏極電子を用いて、磁性体の表面構造や、巨大磁気抵抗現象で最近注目を集めている非磁性金属/磁性金属人工格子の界面構造を反射高速電子回折(RHEED)法によって解析する装置を試作するための基礎的研究を行った。
(1)平成9年度は最終年度にあたり、実際に偏極電子銃を当学科工作室で試作し組立を行った。
(2)電子銃は10^<-11>Torrに到達できる超高真空仕様とした。放出源の歪みを持ったGaAs単結晶は、大同特殊鋼(株)から共同研究の形で提供をうけ、通常の電子銃のフィラメントの部分に固定した。電子放出には清浄な表面が必要なので超高真空中で通電抵抗加熱により清浄化を行った。
(3)偏極電子の放出にはセシウムの表面吸着が必要なため、電子源近傍に微小の蒸着源を設置した。
(4)また、励起用のレーザー光はGaAsの正面のRHEEDのスクリーンの中央の小孔から入射するようにした。
(5)この電子銃を既存の徴高真空チャンバーにとりつけ、基本動作を確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Nakanishi et al.: "Highly polarized elecfvous from superlattice pholocathodes" AIP Coufeneue Books. 386. 35-39 (1997)

  • [文献書誌] M.Tawada et al.: "Quautum-efficcency dependence of the spin polarization of photoemission from GaAs/Al FaAs" Jpn.J.Appl.phys.36. 2863-2864 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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