研究課題/領域番号 |
07555011
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
神谷 武志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70010791)
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研究分担者 |
細松 春夫 (株)テラテック, 研究第一部, 部長
土屋 昌弘 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50183869)
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キーワード | レーザ / 半導体レーザ / モードロッキング / 光パルス / 波長制御 / ハイブリッドモードロック / 同期 / チャープ |
研究概要 |
1.[ハイブリッドモードロックレーザの特性予測]半導体レーザから超短パルスを発生する方法のうち従来は能動モードロック方式が外部制御のしやすさから早く開発され、実用の域に達していたが、可飽和九州領域を有する半導体レーザに逆バイアス下で高周波信号を注入するハイブリッドモードロック動作について理論的な検討を行い、既発表の実験結果と比較することによって同方式が優れたチャープ特性をもつことの必然性をあきらかにした(研究発表1、2)。 2.[ハイブリッドモードロックレーザの外部同期実験]モノリシック集積化されたモードロック半導体レーザレーザは繰り返し周波数を高くすることが可能であるが、その外部同期には電気回路の高周波化の困難がともなうことが問題であった。33GHzの繰り返しで発振するモードロックレーザに対してその1/2、1/3、および1/4の分周波で外部同期を試みたところ、同期実験に成功した。これをもとに外部共振器構造モードロックレーザについてもサブハ-モニック同期が可能かを検討中である。 3.[半導体レーザ増幅器の端面反射率制御実験]外部共振器構造ではレーザチップの片端面を無反射処理駿必要がある。精密に反射率を制御するために2層膜での制御を試み、1.5ミクロン帯での最適条件を見出した。 4.[1.5ミクロン帯受動モードロックレーザの構築と予備実験]可飽和吸収領域を持つレーザチップを試作し、光学ベンチ上に外部共振器光学系を組み、受動モードロック実験を試み、発振に成功するとともに、回折格子による波長制御も確認した。 5.[波長可変機構の設計]波長可変機構を有するハウジングの設計を行った。
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