研究課題/領域番号 |
07555072
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
廣安 博之 広島大学, 工学部, 教授 (40034326)
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研究分担者 |
金田 和文 広島大学, 工学部, 助教授 (30185946)
山下 英生 広島大学, 工学部, 教授 (70034379)
小田 哲也 鳥取大学, 工学部, 講師 (50253109)
吉崎 拓男 広島大学, 工学部, 助手 (30240881)
西田 恵哉 広島大学, 工学部, 助教授 (90156076)
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キーワード | 内燃機関 / 燃焼 / ディーゼル機関 / 噴霧 / シミュレーション / 設計支援 / 3次元グラフィックス |
研究概要 |
ディーゼルエンジンの設計パラメータがディーゼル噴霧の微粒化過程、噴霧特性、燃焼特性に与える影響については、本研究者らにより、これまでの研究において実験式としてまとめられている。さらに、これらの実験式に基づいた噴霧燃焼のシニュレーションモデルも開発してきている。平成7年度は、噴霧の微粒化過程の一層の解析。微粒化過程のモデリング、噴霧の挙動解析、これらの解析結果のシニュレーションモデルへの組み込み、計算結果を設計者に視覚的に認知させるようなグラフィックスシステムの開発、以上の5項目の研究課題に絞り込み、研究を遂行した。平成7年度の研究により、レーザシート法による微粒化過程の解析および微粒化過程のモデリングが完了した。 平成8年度には、壁面に衝突する噴霧の挙動を非蒸発噴霧、蒸発噴霧、噴霧火炎について計測し、それぞれの噴霧挙動の解析を行った。また、3次元数値データのグラフィック表示可能になっており、設計者に視覚的に認知させることができる設計支援システムが完成した。さらに、燃焼過程の数値計算結果の表示法およびグラフィックスシステムのユーザインターフェイスを開発し、実際の設計に実用できる設計支援システムが完成した。本システムを用いた場合の計算時間は、ディーゼル機関内の燃焼計算が2〜3分(pentium133MHz相当のマシン)、3次元グラフィックスデータの計算が5〜10分(シリコングラフィックスIndigo相当のマシン)、計算結果の3次元表示に1分程度(シリコングラフィックスIndigo相当のマシン)である。
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