研究分担者 |
大橋 潤一 東急建設(株), 技術研究所, 研究員
伊藤 孔一 (株)竹中土木, 工事本部技術部, 研究員
岸 利治 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (90251339)
前川 宏一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80157122)
國島 正彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00201468)
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研究概要 |
本研究の目的は,自己充填コンクリートを用いた新しい合理的施工システムを開発することである。小規模重力式コンクリートダム・ケ-ソン・橋梁上部工・大型ボックスカルバ-トを対象とし,施工の合理化を図る方策を検討した。合わせて,各施工技術を評価するシステムを開発した。 (1)小規模重力式コンクリートダム 小規模な重力式ダムに自己充填コンクリートを適用した場合の施工法ならびにコンクリートの品質に関する検討を行った。 (2)ケ-ソン 高さ10m程度のケ-ソンを対象とし,プレキャスト部材および鋼コンクリート部材を多用し,自己充填コンクリートを適用した施工を検討した。 (3)橋梁上部工 支間長30m程度の橋梁上部工を対象に,鋼管またはFRP管と自己充填コンクリートを組み合わせた合成構造としたアーチ橋およびトラス橋の施工を検討した。 (4)大型ボックスカルバ-ト 大型2連ボックスカルバ-トを対象に中空プレキャスト型枠と自己充填コンクリートを組み合わせた施工法を検討した。 (5)施工の総合評価システム 施工を現場における作業員数や工期だけでなく,現場の安全性,騒音や振動等の周辺環境へ及ぼす影響や仮設材料の地球環境に及ぼす影響を考慮した総合評価システムを開発した。
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