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1996 年度 実績報告書

トンネル微気圧波の正圧によるアクティブ制御

研究課題

研究課題/領域番号 07555166
研究種目

基盤研究(B)

応募区分試験
研究機関山梨大学

研究代表者

山田 伸志  山梨大学, 工学部, 教授 (90020403)

研究分担者 北村 敏也  山梨大学, 工学部, 助手 (80224971)
キーワードトンネル微気圧波 / トンネル内進行波 / 高速列車
研究概要

高速列車のトンネル出口におけるトンネル微気圧波の発生を抑制する目的で、模型実験によりトンネル微気圧波の発生過程であるトンネル内進行波を、正圧の圧力波を用いて制御を試みた。
高速列車によるトンネル内進行波の圧力変化が大きく、長いスラブ軌道のトンネルではトンネル内進行波の圧力変化が更に大きくなるために、トンネル微気圧波のレベルが大きくなっている。そこで本研究では、トンネル内に設置する正圧タンクからの制御正圧波によって、トンネル内進行波の先端に緩やかな圧力変化を付けることで、トンネル微気圧波のレベルの低減を試み、トンネル内進行波の圧力・圧力勾配と正圧タンクからの制御正圧波の圧力・圧力勾配および微気圧波の低減効果について調査した。この結果、制御効果の面および制御効率の面から、以前実験していた負圧波による制御と比べ有利であることを明らかとした。
また、以上の模型実験の中で、制御正圧波をトンネル内進行波に重ね合わせることによって、トンネル内進行波の伝播特性に影響があることが明らかになった。そこで詳しく実験による調査を行い、トンネル内進行波よりも僅かに早い時点で制御正圧波を発生することで、トンネル内進行波の圧力変化の増加を小さく抑える効果があることが判ってきた。そこで、トンネル内進行波と制御正圧波の発生タイミングおよび制御圧力波の大きさによる、トンネル内進行波の圧力変化の増加への影響とトンネル微気圧波のレベルへの影響について実験を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 北村敏也: "正圧によるトンネル微気圧波のアクティブ制御の研究" 第6回環境工学総合シンポジウム'96講演論文集. 27-28 (1996)

  • [文献書誌] 中井川 修: "高速列車によるトンネル微気圧波のアクティブ制御に関する基礎研究" 日本音響学会平成9年度春季研究発表会講演論文集. (1997)

  • [文献書誌] 鵜沢 実: "トンネル内進行波の生成及び低減に関する基礎研究" 日本音響学会平成9年度春季研究発表会講演論文集. (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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