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1996 年度 実績報告書

水道原水及び廃水中硝酸性窒素の電解還元処理法

研究課題

研究課題/領域番号 07555173
研究種目

基盤研究(B)

応募区分試験
研究機関山梨大学

研究代表者

中村 文雄  山梨大学, 工学部, 教授 (60077203)

研究分担者 三宅 酉作  オルガノKK(環境テクノ), 常務
キーワード硝酸性窒素 / 電気分解 / 電解還元 / 廃水処理 / 塩素イオンの再生利用 / 交換樹脂再生廃液
研究概要

1、研究目的
本研究では、硝酸性窒素濃度が高い地下水及びイオン交換再生廃液に対して化学的及び電気的還元処理を行い、硝酸、アンモニヤを含有する水を無害化すると共に、塩素ガスを回収利用することを目的としている。
2、本年度の研究実施計画
本年度の研究では、下記の項目に関する検討を目的とした。
(1)反応生成物および物質収支の検討、
(2)共存陰イオンの電解過程での挙動、
3、研究成果
(1)硝酸性窒素の電解還元は陰極でのみ生起し、その還元過程で、水中における生成物として亜硝酸性窒素、アンモニヤ性窒素を生成し、系外に窒素ガス、一酸化窒素、アンモニヤガスを放出することが認められた。なお、電解過程でのN成分はほぼ100%回収された。
(2)硝酸性窒素の電解還元と同時にH_2Oの電気分解も生起し、陰極での発生ガスの大部分は水素ガスであり、陽極では酸素ガスが大部分を占める。しかし、その割合は硝酸塩濃度に依存する傾向が認められた。
(3)SO_4^<2->、CO_3^<2->等は電解過程で濃度変化が起こらないことから、電解を受けないものと考えられた一方、Cl^-は陽極で酸化されて水中で次亜塩素酸等を形成するが、一部は塩素ガスとして系外に放出される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中村文雄 和久広丈: "硝酸性窒素の電解還元効率に及ぼす付加電流の影響" 全国水道研究発表大会. (予定). (1998)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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