研究課題/領域番号 |
07555183
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤本 一壽 九州大学, 工学部, 助教授 (90112309)
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研究分担者 |
山岸 豪敏 九州リオン株式会社, 研究員
古屋 浩 九州共立大学, 工学部, 講師 (00238700)
矢野 隆 熊本大学, 工学部, 助教授 (30109673)
黒木 荘一郎 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (30094139)
春田 千秋 久留米工業大学, 工学部, 教授 (50038030)
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キーワード | 建築音響 / 大学教育 / マルチメディア / インターネット / 大学間相互利用 / パーソナルコンピュータ / コンピュータネットワーク |
研究概要 |
学生の教育は大学に課された大きな責務の一つであるが、近年、大学改革という趨勢の中で大学教育のあり方にも多様性が求められている。本研究は、コンピュータネットワークを利用した新しい授業形態を導入することで教育の「大学間相互協力体制」を築くことによって、今後の大学教育の一つのあり方を提示しようとするものである。すなわち、インターネットを利用して、九州大学、久留米工業大学、鹿児島大学、熊本大学、大分大学、九州共立大学の6大学間で相互利用が可能な「建築音響に関するマルチメディア教育システム」(音と映像による会話型教育システム)を開発し、その教育効果について研究しようとするものである。 本研究は、平成7年度から平成9年度の3年間で実施する計画であるが、本年度(平成7年度)は、研究目的である教育システムを開発するための環境の構築と教育システムの基本設計を目標とした。 まず、本研究の目指す教育システムをどのような形態で構築可能であるかを検討した。その結果、本教育システムを運用するためには、「サーバ用PC」を設置して、その上にWWWサーバを開設し、そこに教育システムを構築するのが最適であると結論した。そこで、九州大学にサーバ用PCと端末用PCを、久留米工業大学、鹿児島大学、熊本大学、九州共立大学に端末用PCを設置し、これらをインターネットに接続して相互にアクセスできるようにした。これらすべてのPCは音と画像の収録・再生が可能である。このようなハードウェアにより、本研究の目的とする教育ソフトを開発する基盤が構築された。続いて、本研究の教育プログラムの内容について研究した。本研究システムは、複数の教官が、各自の豊かな経験や実績に基づいて、これぞれの専門分野に対応した教育プログラムを分担して作成することを特徴としているので、研究代表者と研究分担者のこれまでの業績をもとにプログラム開発の分担を決めた。
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