プロトルージョン法を用いた繊維強化複合材料の界面力学特性測定装置を試作した。具体的には、室温〜1000Kの温度範囲をカバーする汎用試験装置の試作を行い、突き出し長さのレーザー干渉計による計測と測定出力データ処理の自動化を行って界面力学特性を測定できることが確かめれてた。 開発した装置を用いた実験では、SiC繊維強化ガラスを試験材料として室温〜733Kの温度範囲での界面せん断滑り応力の測定を行った。 各温度での測定点数は数十点であり、測定出力データを自動的に処理し解析することが出来る。界面せん断滑り応力の平均値は室温では2.7MPaであり、温度の増加に伴って低下し733Kでは0.3MPaの値が得られた。
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