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1997 年度 実績報告書

プルトルージョン法を用いた複合材料界面強度測定のための汎用装置の試作開発

研究課題

研究課題/領域番号 07555202
研究機関東京大学

研究代表者

香川 豊  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50152591)

研究分担者 本田 紘一  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (80092328)
キーワードプルトルージョン法 / 複合材料 / 界面力学特性 / せん断応力 / 温度依存性 / 汎用試験装置 / 解析モデル / 高温界面力学特性
研究概要

繊維強化複合材料の界面力学特性を定量評価するために、プルトルージョン法による測定を人為的な要因を含まないで測定できる手法の研究・開発を行った。まず、プルトルージョン法の試験により得られる押し込み面での繊維の突き出し長さ、界面剥離と界面滑り長さの相関性をW繊維強化エポキシ系モデル複合材料を用いて求めた。その結果から、界面滑り抵抗が滑り面で一定と仮定したモデルの妥当性と適用可能性な実験条件を求めた。ついで、その結果を用いて、種々の複合材料系について数値計算を行い、プルトルージョン法を応用する際の留意点を抽出した。これらの結果をふまえて、室温〜773Kの温度範囲で界面せん断滑り応力を測定できる装置を設計、試作し、SiC繊維強化ガラスセラミックス系複合材料の界面専断滑り応力の温度依存性を求めるとともに、温度依存性を理論的に説明した。以上の結果より、プルトルージョン法を用いた試験装置の汎用化を行うための基礎知見が得られた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Honda, Y.Kagawa +: "Amalysis of Shear Stress Distribution in Pushout Process of Fiber-reinforced Ceramics" Acta Metallurgica Materialia. 43・4. 1477-1487 (1995)

  • [文献書誌] K.Honda, Y.Kagawa: "Debonding Criterion in The Pushout Process of Fiber-Reinforced Ceramics" Acta Materialia. 44・8. 3267-3277 (1996)

  • [文献書誌] Y.F.Liu, Y.Kagawa: "Analysis of Debonding and Frictional Sliding in Fiber-Reinforced Brittle Matrix Composites : Basic Problem" Materials Science & Engineering. A212. 75-86 (1996)

  • [文献書誌] 香川 豊: "複合材料力学入門、複合材料の界面問題とマイクロ材料設計の初歩" 日本複合材料学会誌. 23・3. 108-113 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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