研究課題/領域番号 |
07555229
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応募区分 | 試験 |
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
井口 義章 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (00023268)
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研究分担者 |
肥田 行博 新日本製鐡株式会社, プロセス技術研究所, 主幹研究員
林 昭二 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (40024351)
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キーワード | 炭化鉄 / 鉄スクラップ / 流動層 / 新鉄源 / 電気炉 |
研究概要 |
本研究は、鉄スクラップ代替の新鉄源としての炭化鉄の新製造プロセスの開発を目指し、ベンチ規模の回分式流動層反応装置を作製し、炭化鉄の多量製造試験並びに装置規模拡大の影響、及び炭化鉄の溶鋼への吹き込み溶解挙動を明らかにすることを目的とした。 平成7年度にベンチ規模の回分式流動層反応装置(62mm内径)を作製し、2種の鉄鉱石を用いて所定の反応ガスによる還元、浸炭高温反応実験を800°C前後の所定温度で遂行し、炭化鉄の多量製造の目処を付けた。 平成8年度には、最適製造条件の確認をし、より高品質炭化鉄を多量に製造した。次ぎに、この炭化鉄の溶鋼(30Kg)への吹き込み溶解試験を遂行した。この試験結果及び反応装置の規模拡大の影響に関して現在整理、検討中である。 平成9年度には、前2年度に得られた結果をさらに総括的に検討を行い、新鉄源としての炭化鉄利用の可能性を明らかにする。全体的な研究の取りまとめ、特許出願、学会発表等を行う。
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