(1)異常状態のシミュレーションにより、測定値に含まれる誤差としきい値、異常診断サブシステムが情報を交換しなくても診断が可能になるまでの時間、および、そのときの診断精度の関係を調べた。 (2)アルデヒド法酢酸製造プロセスの酸化反応工程を例に取り、発生する可能性のある異常原因を分類した。 (3)平成7年度の研究により決定した各部分対象システム内の異常原因の中で、安全に関する損害が予想され、かつ、損害の発生までの余裕時間の短いものを識別できるハイブリッド型異常診断システムを作成した。 (4)シミュレータの測定値のサンプリング周期の10倍〜100倍の周期で異常診断サブシステム間の情報の交換を許すように設計したとき、測定値に含まれる誤差の大きさ、しきい値、診断が可能になるまでの時間、および、そのときの診断精度との関係を調べた。
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