研究課題/領域番号 |
07555266
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
魚崎 浩平 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20133697)
|
研究分担者 |
辺見 彰秀 イルマソフト(株)開発企画室, 主任
叶 深 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40250419)
近藤 敏啓 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70240629)
大谷 文章 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80176924)
|
キーワード | 表面プラズモン共鳴 / ラマン分光 / 電極表面班応 / 自己組織化単分子層 / 表面分子構造 |
研究概要 |
本研究は表面プラズモン共鳴を利用した電極表面追跡システムの構築をめざして行った。具体的には1.電極表面単分子層の膜厚測定を非常に感度良く、また比較的早い時間分解能で測定可能な『表面プラズモン共鳴システム』と、2.プラズモン励起によってラマン散乱が増強されることを利用した『プラズモン励起ラマン測定システム』を構築した。 本年度は、前者については、昨年度までに完成済みの、半導体ダイオードを光源、CCDカメラを検出器とするシステムを連続測定可能にし、自己組織化単分子層の構築過程の追跡と、電気化学反応にともなう構造変化の追跡を行った。後者については、昨年度までに完成済みの、スーパーノッチフィルター、分光器およびナノ秒ゲートのCCDカメラからなる、ラマン測定装置を用いて自己組織化単分子層の空気中および電気化学環境下での測定を行い、プラズモン励起による効率向上を確かめた。
|