研究分担者 |
田中 拓 名古屋大学, 工学部, 助手 (80236629)
森井 幸生 日本原子力研究所, 材料研究部, 研究員
大野 信忠 名古屋大学, 工学部, 教授 (30115539)
秋庭 義明 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00212431)
林 眞琴 (株)日立製作所, 機械研究所, 研究員
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研究概要 |
(1)日本原子力研究所の原子炉(JRR-3)の現有の中性子回折装置(T2-1ポート)の試料台に搭載可能な引張負荷治具および応力勾配を負荷するための曲げ治具を製作した. (2)炭素鋼(STPT42)を材料として,(211)回折に対する中性子回折弾性定数を求める.データ計測での装置誤差の検討を行うとともに,データ解析では回帰曲線法により高精度化をはかる検討をした. (3)複合材料炭化ケイ素粒子強化アルミニウム合金(SiC(p)/A12024-T6)および炭化ケイ素長繊維強化チタン合金(SiC(CVD)/Ti15-3)に対して,負荷応力下での各相の応力を分離して測定するとともに,複合則の確認を行った. (4)ソケット溶接継手の残留応力分布の測定に,中性子応力測定法を利用し溶接残留応力分布の特徴を明かにした. 窒化ケイ素セラミックスの内部の応力測定に対して中性子法が充分の精度を有していることが明らかとなった. (6)材料内部の三軸応力の三次元マップ測定のために,二軸(χ,φ)回転および三方向(X,Y,Z軸)移動の可能な試料台を試作した.装置誤差,試料の位置移動,データ計測法,データ解析の検討を行い,最適プログラムを作成した. (7)高速データ処理および中性子,X線応力測定のためのデータベースの基礎をワークステーションを使用して構築した.
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