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1996 年度 実績報告書

中性子応力測定法による残留応力分布の高精度測定システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07555345
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 啓介  名古屋大学, 工学部, 教授 (80026244)

研究分担者 田中 拓  名古屋大学, 工学部, 助手 (80236629)
森井 幸生  日本原子力研究所, 材料研究部, 研究員
大野 信忠  名古屋大学, 工学部, 教授 (30115539)
秋庭 義明  名古屋大学, 工学部, 助教授 (00212431)
林 眞琴  (株)日立製作所, 機械研究所, 研究員
キーワード中性子応力測定 / 残留応力 / X線応力測定 / 溶接部材 / 複合材料 / 相応力 / セラミックス
研究概要

1.日本原子力研究所の原子炉(JRR-3M)の熱中性子導管T2-1の残留応力測定用中性子回折装置(RESA)に,3軸応力の3軸マップ測定のための試料台の設置を行い,残留応力分布測定プログラムを作成した.
2.炭素鋼を用いて110,220,112,222,200の5つの回折面に関して,回折弾性定数を測定した.測定値はKronerモデルによる予測とよい一致を示した.
3.複合材料炭ケイ素粒子強化アルミニウム合金(SiC(p)/Al2024-T6)に対して,負荷応力下で各相の応力を中性子測定し,X線測定の結果と比較した.応力の分配則はセルフコンシステントモデルによる予測と一致した.
4.塑性曲げを施した炭素鋼厚板に関して3軸応力の3次元分布の測定を行い,測定精度を検討した.測定された残留応力分布は材料力学をもとにした予測と大体において一致するが,さらなる精度工場のためのいくつかの問題点が抽出できた.
5.炭素鋼配管突合わせ継手の残留応力分布を中性子測定した.表面の測定値はX線測定の結果と定性的に一致した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 林眞琴: "中性子回折による炭素鋼配管突合わせ溶接継手の残留応力" 材料. 45・7. 772-778 (1996)

  • [文献書誌] 田中啓介: "中性子回折による応力測定" 日本材料学会第32回X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集. 62-72 (1996)

  • [文献書誌] 林眞琴: "中性子回折による曲げ塑性変形材の残留応力分布の測定" 日本材料学会第32回X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集. 95-100 (1996)

  • [文献書誌] 秋庭義明: "SiC粒子強化アルミニウム合金複合材料の中性子応力測定" 日本材料学会第32回X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集. 161-166 (1996)

  • [文献書誌] 坂井田喜久: "中性子回折によるセラミックス内部の応力測定" 日本機械学会論文集(A編). 62・600. 1924-1930 (1996)

  • [文献書誌] 皆川宣明: "日本原子力研究所のJRR-3研究用原子炉に設置させた内部応力測定用中性子回折装置" 日本材料学会第32回X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集. 16-24 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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