本システムの開発にはそれぞれの担当者がそれぞれ分担しており、損傷の評価と損傷因子の制御が可能なシステムが開発されることとなろう。 梶川は、自動車荷重列観測システムのの整備と改良をしつつ、FEMなどの静的・動的な構造解析を行ってきている。安全性から使用性に対して応答解析のシステム開発を行っている。桝谷は衝撃現象などに対する静的および動的な扱いを中心に、RC構造解析システムの開発をおこなっている。そして、RC構造物の損傷データベースの整備と改良を実施している。西沢はRC舗装の疲労損傷やデータベースの構築に努力し、損傷因子管理システム開発を行っている。すぎ本は橋梁の振動計測・応力計測および損傷の補修補強の設計ならびに疲労解析をしており、鋼構造解析システムの開発を担当している。 そして、全体システムの具体案を作成し、5つのサブシステムの整備を行なっている。 (1)損傷原因の評価と管理の総合システムの具体案を設計し、仕様を決めた。 (2)自動車荷重測定システムと実働応力測定システムの整備と改良 (3)道路構造物の損傷データベースシステムの整備と改良 (4)道路構造物の解析シミュレーションシステムの開発 (5)道路舗装の構造・RC構造の橋梁・鋼構造の橋梁に分けて、損傷因子の分析および補強や補修の効果をシミュレーションできる静的および動的に応答解析できるシステムを開発している。
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