研究課題/領域番号 |
07555455
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小池 淳司 岐阜大学, 工学部, 助手 (60262747)
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研究分担者 |
大野 栄治 筑波大学, 社会工学系, 講師 (50175246)
上田 孝行 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20232754)
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キーワード | 治水投資 / 便益評価 / 不確実性 / 立地選択モデル / 多地域一般均衡モデル / 等価的偏差 |
研究概要 |
従来の治水投資の便益評価手法は、被害の軽減額を便益としているだけであり、生起確率の変化、すなわち不確実性、立地の促進による土地利用の変化を捉える立地選択行動、それに波及効果などが捉えきれていない。 そこで、本研究では不確実性、立地選択行動、波及効果を適切に捉えるために不確実性下の多地域一般均衡理論に基づく立地均衡モデルを構築した。また、等価的偏差の概念を拡張して、生起確率の変化に対する便益と立地選択確率の変化に対する便益を捉えることができるNon-Contingent EVを治水投資評価に最適な便益の概念として提案した。 そして、事例研究を実施することで、立地均衡モデル、本研究で提案した便益の定義、および、その計測手法の適用可能性を確認した。
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