省資源・省エネルギーのために、給水装置の性能を改善し節水を計ること、また、建物内の小型受水槽をなくし、衛生状態を改善するために、水道に高圧給水システムを採用することが検討されている。このような状況に対して、給水装置を見直し、その操作性能を改善し、圧力損失を削減するなどの性能向上を計る必要が生じているため、本研究は給水装置の性能試験法及ぴ試験装置を開発し給水装置の性能試験を行い、最適な試験条件を決定するとともに、性能向上の方策及び設計基準を明確にすることを目的としたものである。 平成9年度は、3年間を予定した本研究の最終年度であり、前年度までにまとめた給水装置の性能試験を継続するとともに、設計基準の骨子となる指針を策定することを試みた。 即ち、高圧給水装置、試験用配管、計測システムからなる給水装置の性能試験を継続実行し、今後あるべき性能試法の詳細について検討し、とりまとめた。また、設計基準について検討を行った。合わせて、関係文献の収集・分析を継続実施するとともに、3年間の成果を研究成果報告書としてとりまとめた。
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