研究課題/領域番号 |
07555484
|
応募区分 | 試験 |
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小山 清人 山形大学, 工学部, 教授 (60007218)
|
研究分担者 |
屋野 勉 松下技研(株), 超機構研究所, 超音波研究チームチー
田村 安孝 山形大学, 工学研究科, 助教授 (40171904)
滝本 淳一 山形大学, 工学部, 助教授 (50261714)
|
キーワード | 波面符号化開口法 / P(VDF-TrFE) / 高分子アレイトランスデューサ / 超音波撮像 / 瞬時撮像 |
研究概要 |
1、昨年度に引き続き、作製した波面符号化開口の高分子アレイトランスデューサを用いて、水中の対象物(金属棒)に対して2次元断面の計測を行った。これについて、像再生を行う画像化オペレータに擬似逆フィルターの採用により画像の高画質化を行った。この結果、位置分解能の点では向上が見られたが、虚像レベルの低減については不十分であった。そこで、空間的に符号化開口を合成する手法である符号化合成開口法を用いることにより、2次元断面画像の虚像の低減と位置分解能の向上を行った。これより、他の合成開口法を用いた画像化の手法と比較して短い距離を走査するだけで平均虚像レベルは5dBの低減、位置分解能は40%の向上が行えた。 2、昨年度に作製したシステムを用いて、シミュレーションにより音波物性値分布の画像化システムの設計と試作を行った。これにより、シミュレーションにおいて音波物性値分布の画像による評価が可能であることを示した。 3、各種複合材料の内部の微細構造や分散構造の物性値データを蓄積し、得られた各種複合材料の基礎データを基に複合素材と微細構造との関係を解明した。 4、以上の研究により得られた成果をまとめ、学会で発表した。
|