研究課題/領域番号 |
07555579
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応募区分 | 試験 |
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
太田 敏孝 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30135412)
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研究分担者 |
小石 眞 日本セラミックス(株), NC工場, 工場長
片桐 成人 リンナイ(株), 開発部, 研究員
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キーワード | セラミックス / リン酸ジルコニウムカリウム / 熱膨張 |
研究概要 |
本年度は、特に実際の製品、例として家庭用ガスコンロバーナーヘッドの作製に向け、その生産に関わる基礎的実験を行った。 1 成型法として、泥奨鋳込み、乾式プレス、湿式プレス、ラバープレス、射出成形等を検討した結果、半乾式の金型成形プレスを採用することに決定した。また、型離れが悪いことから、成形助剤として水系をやめて、有機系バインダーを使用することにし、さらに、KZP粉末に対し造粒を行うことにより、成形性を改善した。 2 焼結条件に関して、原料として用いたKZP粉末には、焼結を促進するFe等の不純物が含まれていたが、より低温で安定な焼結性を得るため、MgOを1〜5wt%添加した。また、強度特性を向上させるため、粒成長を抑制するSiO_2を1〜5wt%添加した。焼結温度としては、1250°〜1350°Cの範囲とした。 3 古くより低熱膨張性結晶として知られ、多くの耐熱衝撃性セラミックスが作製されているβ-スポジューメンからも、KZPと同様なバーナーヘッドの作製を試み、比較した。
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