• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

先進材料のための小型試験片による混合モード破壊靱性評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07555621
研究種目

試験研究(B)

研究機関静岡大学

研究代表者

東郷 敬一郎  静岡大学, 工学部, 助教授 (10155492)

研究分担者 荒木 弘安  静岡大学, 工学部, 助手 (60115433)
石井 仁  静岡大学, 工学部, 教授 (90022235)
キーワード破壊靱性評価システム / 混合モード破壊靱性 / 先進材料 / 小型試験片 / き裂変位計 / 画像処理
研究概要

小型試験片による混合モード破壊靱性評価システムの基本的概念は、曲げとせん断を受ける片側き裂試験片を用い、J積分J_1(モードI成分)、J_<11>(モードII成分)は、それぞれ、曲げモーメント-き裂開口角関係、せん断力-き裂せん断変位関係より求めるもので、システムは卓上形精密万能試験機、混合モード負荷治具、混合モード変位計、パーソナル・コンピュータから構成される。試験システムの完成に向けて、平成7年度は、システム全体のハード面を整えることに努めた。
1)任意の小型試験片が容易に保持でき、モードIからモードIIにわたる任意の混合モード負荷が実現できる治具を開発・製作を行った。小型試験片を保持する試験片ホルダーを開発し、その試験片ホルダーを介して混合モード負荷を与えるものとした。
2)混合モードき裂変位計として、高性能CCDカメラによる画像データをコンピュータに取り込み、画像処理により、J積分の解析に必要な混合モードき裂のき裂開口角、き裂せん断変位を計測することとした。これにより、非接触によりかなりの精度でき裂の変形を計測できることになる。今後、き裂の変形を計測するための画像処理プログラムの開発が必要である。
3)コンピュータに取り込まれた荷重、変位の生データより、曲げモーメント-き裂開口角関係、せん断力-き裂せん断変位関係を作り、J積分J、J_1、J_<11>を解析するためのソフトウエアを開発を行った。
平成8年度は、開発された混合モード負荷治具、混合モードき裂変位計測システム、J積分解析ソフトウエアの統合化を行い、システムを完成させる。

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi