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1996 年度 実績報告書

2次元波動分離方式による振動インテンシティ測定

研究課題

研究課題/領域番号 07555633
研究機関東北大学

研究代表者

加藤 正名  東北大学, 工学部, 教授 (60005262)

研究分担者 前原 修  小野測器(株), センサ応用事業部, 部長(研究職)
増山 知也  東北大学, 工学部, 助手 (80282094)
柴田 勝久  東北大学, 工学部, 助手 (20196421)
キーワード振動インテンシティ / レーザー振動計
研究概要

当初の見込みでは、インテンシティを評価する点を中心とする円周上で振動計測を行い、そのデータに演算を行うことにより、その中心「一点」のインテンシティを評価できるであろうと考えていた。しかし、研究の進行に伴い、中心一点ではなく、その点を中心とするある範囲でインテンシティの「分布」を評価できることがわかった。この適切な範囲を求めるシミュレーションを行った。シミュレーションのパラメーターとしては計測円の直径、計測点数、波動に分解するときに近接場を考慮するか、計測点を必要とされるより多くとって、各波動の係数を最小自乗的に求めるかを考慮し、各計測値には誤差が含まれない場合と、含まれる場合について、平面波が一方向のみに進行する場合や、拡散波の場合についてシミュレーションを行い、本法が少ない計測点で簡易な計測ながらよい精度でインテンシティ分布を求めることができることを確認した。このような計測が可能になれば、計測範囲全体をこの一回の計測で処理可能な範囲のブロックに分割し、ブロックごとに分布を求めそれを総合することにより、全体の分布を求めることができる。
このような円周上での振動速度をレーザー振動計を用いて迅速に計測する装置を試作した。周囲を減衰材でダンプした鋼板を用い、シミュレーションに基づき計測範囲をブロックに分割して計測を実施し、本法がきわめて少ない計測点で広い範囲のインンシティ分布を効率よく計測できる方法であることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 柴田 勝久: "波動合成による二次元振動インテンシティ計測" 日本機械学会第74期全国大会講演論文集. I. 373-374 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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