研究課題/領域番号 |
07555661
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
川原 正言 東京都立大学, 工学部, 教授 (40234108)
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研究分担者 |
平田 亮 東レ株式会社, ACM技術部, 技師
高津 俊 東京都立大学, 工学部, 助手 (30236236)
若山 修一 東京都立大学, 工学部, 助教授 (00191726)
真鍋 健一 東京都立大学, 工学部, 助教授 (10145667)
西村 尚 東京都立大学, 工学部, 教授 (70087170)
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キーワード | 人工竹の成形 / フィラメントワインディング成形 / 熱可塑性樹脂の利用 / 天然竹の機械的特性 / 節のある複合材料円筒 |
研究概要 |
平成7年度は、「人工竹」の成形開発の予備的研究段階として、次のような項目の作業を行った。 (1)天然竹の強度特性についての予備的文献調査 (2)熱硬化性樹脂基FW(Filament Winding)成形円筒の力学的性質の調査 (3)熱可塑性樹脂基FW成形システムの設計・設置 このうち(1)では、内外の幾つかの研究報告により、天然の複合材料構造体として知られている、竹の機械的特性について調べた。竹は、長手方向に高い強度としなやかさをもち、節により圧壊や座屈に対しても大きな抵抗力をもつ。「人工竹」の試作においても、このような利点を生かす設計検討が必要である。 (2)では、基礎となる成形技術としての熱硬化性樹脂基のFW(Filament Winding)成形法により比較材としての円筒を作製し、その、引張り、曲げ、捩り特性を調べた。 竹のしなやかさと粘りを出す目的のため熱可塑性樹脂の利用が有効と考えられるので、平成7年度後半、補正予算により、(3)として、熱可塑性樹脂基FW成形装置を設置し、平成8年度以降における、人工竹の本格的設計試作の準備準備を行った。
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