研究課題/領域番号 |
07556019
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応募区分 | 試験 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中西 友子 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30124275)
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研究分担者 |
加藤 誠 浜松ホトニクス(株), 研究員
松林 政仁 日本原子力研究所, 東海研究所, 研究員
松本 聰 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20032295)
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キーワード | 水分動態 / 中性子線解析 / 植物体 |
研究概要 |
(1)植物試料系の開発:植物試料中の水分分布のCT像を得るための装置を試作した。植物試料を回転軸上に固定し、任意の回転角度で撮影できる高精度のモーターを取り付けた。回転軸の長さが10cm以上必要であるため、回転面上のすりこみ運動による試料位置の誤差は数十ミクロンと見積もられている。本装置を用いて、植物根(マングローブ)を5度づつ回転させながら各試料位置における水分像をCCDカメラを用いてコンピュータに取り込んだ。現在、本画像の3次元化構築を検討中である。 (2)画像解析ソフトの開発:土壌中、植物根近傍の水分の動態を2次元で解析するソフトをほぼ開発した。まず、画像の黒化度を水分量に換算し、根に沿って任意の距離における水分量並びに根の各地点において接線に垂直な線分上の水分の量を定量することが可能となった。問題点としては、高分解能の画像から読みとれるデータ数が膨大であるため、データの処理の簡便化が残っている。 (3)画像解析:生きている根近傍の土壌水分動態は、現在、ダイズについて解析中である。生育段階によって根の水分吸収部位が変化していくこと、アルミニウムを添加した土壌では水分の吸収動態が異なることなどが判ってきている。また、樹木の幹についても経時的な動きを解析し始めている。
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