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1995 年度 実績報告書

微生物に由来する環境保全型有害昆虫制御剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07556024
研究種目

試験研究(B)

研究機関神戸大学

研究代表者

大川 秀郎  神戸大学, 農学部, 教授 (90233048)

研究分担者 薮崎 義康  住友化学工業(株), 生命工学研究所, 主席研究員
大羽 克明  塩野義製薬(株), 油日ラボラトリーズ, 課長
酒井 裕  京都大学, 農学部, 助教授 (60089117)
姫野 道夫  大阪府立大学, 農学部, 教授 (10026411)
キーワードBacillus thuringiensis / BT israelensis / BT aizawai / cryVA and cryIVB / cryIAb / ユスリカ / ボウフラ / ハスモンヨトウ
研究概要

Bacillus thuringiensis(BT)の各種菌株のうちで最も殺虫効力の優れた、双翅目衛生害虫に有効な殺虫蛋白遺伝子と鱗翅目農業害虫に有効な殺虫蛋白遺伝子を取り上げ、それらを解析、改変して、バクテリアや植物に発現し、殺虫蛋白の活性や作用を解析することにより、従来のものより高活性で安定性に優れた殺虫蛋白を創造し、それらを環境保全型の新規有害昆虫制御剤として開発する。
(1).BT israelensis株からユスリカに殺虫活性を示す亜種を選抜し、その殺虫蛋白質の殺虫活性及びアミノ酸配列を検討した。
(2).BT israelensis株のcryVAとcryIVBについて、転写開始点、プロモーター領域などの解析を行い、また、変異分析により構造遺伝子の保存領域の役割を明らかにした。
(3).BT aizawai株のcryIAb及びその変異株の活性フラグメント部分を発現したトランスジェニック・タバコ植物を作出し、ハスモンヨトウ幼虫に対する耐性評価試験を行ない、食害耐性を示すことが判明した。
(4).BT aizawai株のcryIAbを発現した大腸菌組換え体の大量培養による殺虫蛋白の生産性及び殺虫活性を検討した。
(1).組換え体殺虫蛋白のレセプターとの作用を検討した。
これまでの成果をふまえて、遺伝子・蛋白質の配列情報、作用性などの解析を行ない、改変箇所を選定して、高活性、高安定性の改良を目指す。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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