研究課題/領域番号 |
07556044
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
橘 燐郎 愛媛大学, 農学部, 教授 (10112319)
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研究分担者 |
久保田 実 大阪有機化学工業株式会社, 研究部, 主任
伊藤 和貴 愛媛大学, 農学部, 助教授 (50253323)
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キーワード | 組織培養 / キャラボク / 細胞懸濁培養 / エリシター / 固定化細胞 / タキソ-ル / 抗菌性 / キトオリゴ糖 |
研究概要 |
キャラボクの抽出成分を有効利用するため、次の1〜4について検討した。 1細胞懸濁培養条件と検討:細胞濃度が10%の時が、細胞が最も増殖(約1.8倍)した。また、細胞懸濁培養時に空気を導入すると細胞が2.7倍増殖することを見出した。 2細胞懸濁培養によるタキソ-ルの生産:キャラボクの細胞懸濁培養時にキトヘプタオースとジャスモン酸を添加するとタキソ-ルの生産性が、6.3倍向上することを見出した。しかしながら、キトヘプタオース単独では、タキソ-ル生産能の向上は約3倍であった。 3固定化細胞によるタキソ-ルの生産:キャラボクからの培養細胞をアルギン酸で固定化すると、タキソ-ルが培地中に放出されることを見出した。その放出量は最高0.6mg/Lであった。 4タキシニン及びその誘導体の抗菌性:イチゴ炭そ病菌、キュウリ褐斑病菌、カンキツ灰色かび病菌に対する抗菌性を調べ、タキシニン及びその誘導体が抗菌性を示すことを見出した。
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