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1995 年度 実績報告書

可溶性ケラチンペプチドの調製および利用

研究課題

研究課題/領域番号 07556060
研究種目

試験研究(B)

研究機関東京農工大学

研究代表者

上原 孝吉  東京農工大学, 農学部, 教授 (10014953)

研究分担者 白山 琢持  埼玉県工業技術研究所, 皮革窯業課, 課長
長南 康正  東京都立皮革技術センター, 所長
新井 克彦  東京農工大学, 農学部, 助教授 (60175940)
キーワードケラチン / 毛 / アルカリ分解 / 分子量分布
研究概要

1.回収毛は溶解性が低下しているので、可溶化にはアルカリ部分加水分解がよい。
回収処理時間を長くすると、ライチオニン残基の生成量が増加し、それにより還元分解では回収毛は溶解性が著しく低下した。酸化分解、酸、アルカリ部分加水分解を試みた結果、収量および溶解物の性状からアルカリ加水分解を今後、採用することとした。
アルカリ加水分解条件の決定
水酸化ナトリウム溶液の濃度と処理温度を変えて検討した結果、収量的には0.5N,60℃以上の条件が望ましいことを認めた。しかし、より高分子区分を採取するためには、収量は低いが、温和な分解条件を採用する必要がある。
pH4で分画すると、難溶性の分画が出現する。
可溶性ペプチド全成分の利用には中和にとどめ、pHを低くしないことが望ましい。ただし、低分子区分の採取にはpH4での分画が採用できる。
1N,70℃の条件での分解物の分子量は約1万である。
用途開発には分子量分布が最も重要であるが、得られたものは計画中の用途に適合すると判断された。
可溶性ペプチドからの薄膜の調製は、従来法では困難である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Nomura,et al.: "Separation of anti-shark type I collagen antiserum and its partial charocterization" Biosci.Biotech.Biochem. in press.

  • [文献書誌] Sasaki,et al.: "Effects of a factor from polymarphonuclear leukocyte on the growth and collagen metabolism in normal and sclereelerma skin fibroblast culture" J.Dermatol.Sci.11. 11-18 (1996)

  • [文献書誌] Arai,et al.: "Simultaneous expression of type IX collagen and inhibin-related antigen in proliferative myoepithelial cells with pleomorpric odenoma of canine mammary glands" Jpn.J.Cancer Res.86. 577-584 (1995)

  • [文献書誌] Kimura,et al.: "Production and immunohistochemical characterization of specific antibady to oviductual fluid of miniture `shiba´goat" J.Vet.Med.Sci.57. 427-431 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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