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1996 年度 実績報告書

インターネットによる各種の植物園間のマルチメディアネットワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 07556076
応募区分試験
研究機関筑波大学

研究代表者

鈴木 雅和  筑波大学, 芸術学系, 助教授 (40216437)

研究分担者 斎藤 馨  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70215531)
二宮 正士  農林水産省, 農業環境技術研究所, 研究室長
本條 毅  東海大学, 開発工学部, 助教授 (60173655)
古谷 勝則  千葉大学, 自然科学研究科, 助手 (10238694)
橋本 保  国立科学博物館, 筑波実験植物園, 主任研究官 (90110113)
キーワードインターネット / 植物園 / マルチメディア / ネットワーク / WWW / データベース
研究概要

年度当初に提出した交付申請書の研究実施計画項目に沿って以下の通り報告する。
(1) 分散するマルチメディアのネットワーク利用実験
初年度補助金にて整備した備品等により、筑波大、東大、千葉大間で静止画像・動画像・音声などの植物園マルチメディア情報(国営沖縄記念講演都市緑化植物園において取得作成した)の送受信に成功した。
(2) モデル植物園間の接続実験と運用管理手法の検討
モデル植物園として、国立科学博物館筑波実験植物園を選定し、植物園における情報の整理を行った上で各種植物園情報のWWW化を行った。また、既に作成運用されている10万件の保有植物データベースをインターネット上に公開するシステムを開発しWWWと連動させることに成功した。
(3) 仮想情報植物園の開園検討
上記モデル植物園において、一般来園者・植物の専門家・植物園の運営者にとって、それぞれ必要な情報は何かを分析している。来年度はこの結果をもとに他の植物園の情報と連携した仮想植物園を設計する予定。
(4) 応用システムの開発検討
1)既存植物図鑑から大量の画像情報をデジタル化した。これは、保有植物のマルチメディアデータベースに発展できる。
2)集合住宅地の完成直後と13年後の景観変化を同一アングルで比較する画像情報を作成した。これは、植物の成長による経年変化シミュレーションに発展できる。
3)沖縄記念公園および筑波実験植物園において、インタラクティブな360度パノラマム-ビ-の作成に成功した。これは仮想現実感を応用した植物園案内システムに発展できる。
4)農業環境技術研究所において、圃場のリアルタイム監視システムの開発に成功した。これは植物園、遠隔観察システムに発展できる。
年度当初の研究実施計画における予定5)〜8)は来年度に繰り越して検討する。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 鈴木 雅和(共著): "都市化過程における土地利用変化の地図情報化に関する研究" 地理情報システム学会講演論文集. vol.5. 73-78 (1996)

  • [文献書誌] 鈴木 雅和(共著): "グラフ理論による大規模都市公園のゾーニング解析" ランドスケープ研究. 59・5. 197-200 (1996)

  • [文献書誌] 鈴木 雅和: "ランドスケープデザインにおける情報化のパースペクティブ" LANDSCAPE DESIGN. 5. 62-63 (1996)

  • [文献書誌] 本條 毅: "地域環境の可視化に関する研究" 東海大学紀要開発工学部. 5. 177-181 (1996)

  • [文献書誌] 本條 毅: "植物工場の可視化に関する研究" 植物工場学会誌. 8. 140-145 (1996)

  • [文献書誌] 二宮 正士: "WWW圃場画像獲得システム" 植物工場学会誌. 9. 12-19 (1997)

  • [文献書誌] 鈴木 雅和(分担): "ランドスケープの展開 システム分析からのランドスケープ研究" 技報堂出版, 5(242) (1996)

  • [文献書誌] 鈴木 雅和(分担): "緑地環境科学 緑地植物データベースと公園デザイン" 朝倉書店, 7(230) (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2013-11-25  

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