研究分担者 |
牧野 好美 東邦大学, 薬学部, 教授 (30246764)
深井 誠一 香川大学, 農学部, 助教授 (80228858)
田中 道男 香川大学, 農学部, 教授 (10115975)
柳 智博 香川大学, 教育学部, 助教授 (70221645)
田北 晋一 香川大学, 教育学部, 教授 (20035893)
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研究概要 |
1.組織培養植物育成用と野菜栽培用の青/赤LED光源を製作 3種類の組織培養用青/赤発光ダイオード光源と2種類の野菜栽培用青/赤発光ダイオード光源の製作を行った。どの装置も光を上面から下に照射し,また青色と赤色発光ダイオ-は各々が一団として発光強度を自由に設定することが可能である。組織培養用青/赤発光ダイオード光源では、光源下の床面で赤と青を同時に点灯した場合に、最大220μmol/m^2/sが得られた。一方、野菜栽培用青および赤発光ダイオード単色光源では各々最大180μmol/m^2/sと350μmol/m^2/sが得られた。単色光源としては、従来にない強い光を発する装置である。 2 青/赤光が培養植物の繁殖に及ぼす影響 赤色発光ダイオード,青色発光ダイオード,青/赤発光ダイオード光源下におけるカルチャーパック・ロックウ-ルシステム内のシンピジュームクローン苗の生長をついて、従来の植物育成用蛍光灯下のそれと比較検討した。青/赤発光ダイオード光源下のものが最も生育が良好であった。本光源の実用化に向けた研究を計画中である。 3 青/赤光源下での野菜栽培 赤のみ,青のみ及び青/赤光源下でレタスの栽培を行った。特に,青と赤の光のバランスが葉や茎の形状に及ぼす影響,花芽分化に及ぼす影響について検討した。青色単色光条件下では、葉や茎の形態が自然光の下で栽培したものに近い生育をしめすことが明らかになった。現在、ホウレンソウを材料に研究を行っている。
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