研究分担者 |
松本 明 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90027318)
荻原 敏且 国立予防衛生研究所, 感染症疫学部, 室長(研究職) (80072940)
高島 郁夫 北海道大学, 獣医学部, 教授 (30002083)
山口 剛士 岐阜大学, 農学部, 助手 (70210367)
平井 克哉 岐阜大学, 農学部, 教授 (30021702)
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研究概要 |
今年度は昨年度の実績をふまえ,具体的な方法の確立を課題とした.また,野外の材料について応用を試みた. はじめに,これまでの研究からクラミジアに多様性が存在することが示されたため,診断同定の基礎となる分子型および血清型を猫のクラミジアについて明らかにし,報告した(Pudjiatmokoら,1996および1997).また,鳥類由来株についても,いくつかの分子型や血清型を明らかにした(準備中). これらの解析結果をもとに,PCR法による病原体の検出系を確立した(投稿中).この方法は16SrRNA遺伝子を標的とし,各種遺伝子型および血清型特異的な検出を行う.検出感度は基本小体1個に相当し,高感度であった.ヒトの喉の拭い液140検体を材料としクラミジアの検出を試みたところトリ由来株および猫由来株のDNAが見いだされた.現在,さらに例数を重ねている. 抗体検出法は抗原の調整に問題があることが明らかになり,現在組換え抗原を試みている.
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