研究分担者 |
安井 秀 九州大学, 農学部, 助手 (70220142)
吉村 淳 九州大学, 農学部, 助教授 (00182816)
尾形 武文 福岡県農業総合試験場, 農産研究所, 研究員
福田 善通 北陸農業試験場, 作物開発部, 研究員
矢野 昌裕 農業生物資源研究所, イネゲノム研究チーム, 研究員
長峰 司 農業生物資源研究所, 遺伝資源第二部, 研究室長
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研究概要 |
本研究では,(1)組換自殖系統と戻し交配後代を用いた有用農業計量形質の解析,(2)イネ育種法の評価と再構築の2つの課題を企画した.課題ごとに平成7年度の結果の概要を述べる. (1)組換自殖系統と戻し交配後代を用いた有用農業計量形質の解析 組換自殖系統を用いた有用農業計量形質の解析:出穂期,稈長,穂長,粒形,イネ白葉枯病抵抗性のQTL分析を行い,それぞれの関与染色体領域を決定した.また,関与領域を残した同質遺伝子系統の作出を進めた. 戻し交配後代を用いた有用農業計量形質の解析:出穂期,稈長,穂長,粒形などのQTL分析を行い,関与染色体領域を決定した.また,出穂期関与領域に関しては,詳細マッピングを行った. (2)イネ育種法の評価と再構築 沖縄世代促進集団の分析:あそみのり/IR24の集団を沖縄で世代促進し,F_5まで進め,遺伝子型を調査し,組換自殖系統のそれと比較する.本年はF_3,F_4,F_5を育成し,サンプリングおよび遺伝子型の調査を行った. 北陸世代促進集団の分析:アキヒカリ/密陽23号の集団を世代促進でF_5まで進め,遺伝子型を調査し,組換自殖系統のそれと比較する.本年はF_4を育成した. 九州,北陸集団の分析:九州大学および北陸農試の2ヶ所でアキヒカリ/密陽23号の集団をF_2からF_4まで,苗放置栽培で養成し,2ヶ所におけるF_3からF_5までの各集団の遺伝子型の推移を調査して,各世代の遺伝的固定度,環境の影響を受けやすい染色体領域等を評価する.本年はF_4を育成した.
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