(1)凍結超薄切片による観察手技の確立 無包埋の凍結超薄切片を観察するための最適な切片作製法、観察条件を検討し、それにより細胞構造を観察する目的なら凍結超薄切片によるものが最適であることが判明した。 (2)免疫組織化学法への応用技術の開発 免疫組織化学の標識となる直径10nmのコロイド金をモデルにして、それをAFM、DFMで検出するための条件設定を行い、真の姿、人工産物、変形像を識別する技術が確定した。 (3)凍結・割断法による表面の露出法の検討 フリーズフラクチャー法によって割断した標本、並びにフラクチャーラベル法で処理したサンプルを観察するための条件設定を行った。 (4)液中観察のための最適条件の検討 液中DFM装置による観察条件の設定を行っているが、技術的な困難により高倍像が得られるまでには至っていない。
|