研究課題/領域番号 |
07557035
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
谷島 一嘉 日本大学, 医学部, 教授 (40010029)
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研究分担者 |
渡辺 直隆 日本大学, 工学部, 助教授 (20120595)
伊藤 雅夫 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (40059887)
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キーワード | 人体体積計 / ヘリウムガス置換方式 / 体容積 / 体密度 / 体脂肪 / 肥満判定 |
研究概要 |
1、実測用Heガス置換型体容積計を用いて体容積および体比重の算定:男子学生33名、女子学生16名の体容積を計測し、男子;66.3±10.3、女子;48.2±5.1の結果をゑた。これから算定された対比重は、男子;1.062±0.003、女子;1.048±0.030であった。この結果は水中体重法による測定と高い相関を示した。 2、体比重の肥満判定指標としての有用性と体格判定としての標準化:現在汎用されている肥満指標と体比重の相関係数は、皮脂厚-0.57、カウプ指数-0.67、ロ-レル指数-0.522、体比重-0.34、肥満度(ブローカ指数からの偏位)-0.58であり、いずれも高い相関は得られなかった。そこで体比重と相関の高い体重以外の身体計測値を変数として体比重の重回帰式を求めたところ、男子;1.87-(2.56×腹囲)-(6.75×臀囲)、女子;3.15-(6.29×腹囲)-(0.02×臀囲)となった。しかし、いずれもその決定係数は低く信頼度の高い推定式は得られなかった 3、体比重による蓄積脂肪量の推定:DEX法で求めた脂肪の対構成比率と体比重との相関から体比重による蓄積脂肪量の推定を行うために、15名の男子学生を被験者にDEXによる計測および体比重の計測を水中体重法とHeガス置換法の2つの方法で同時に計測した。Heガス置換法と水中体重法の2つの方法で同時に計測した。Heガス置換法と水中体重法の2つの方法によって測定された体比重の相関は0.89であった。Heガス置換法による体比重とDEXによる脂肪割合との相関係数は0.84であり、3、で 求めた形態計測のどのパラメータより高い相関が認められた。さらに測定例を増やし、信頼度の高い回帰式を求める所存である。 4、報告書の作成:現在データの蓄積を継続中である。今後、蓄積データの解析を行い得られた結論を報告する所存である。
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