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1995 年度 実績報告書

ヒトゲノム反復配列の不安定性にもとづく疾患の診断技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07557043
研究種目

試験研究(B)

研究機関東京工業大学

研究代表者

石川 冬木  東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (30184493)

研究分担者 中村 秀男  三菱化学(株), 横浜研究所, 研究員
岡田 典弘  東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (60132982)
キーワード反復配列 / テロメア / PCR
研究概要

不安定性を示す代表的なゲノム反復配列であるテロメア配列をPCRを用いて正確かつ高感度に測定する方法を開発することに成功した。一般に、繰り返し配列をPCRによって遺伝子増幅する際には、二つのプライマー配列を、同じ繰り返し配列のsenseとanti-senseの二つの配列にせざるを得ないために、プライマー同志のアニーリングがおきてしまう可能性があ琉。また、たとえプライマーが目標とする鋳型DNAにアニーリングしても、末端の繰り返し単位ではなく、内側にある繰り返し単位とアニーリングすると、それに由来するPCR産物は、初期の鋳型とした繰り返し配列の長さを反映することができない。このような点から、これまで繰り返し配列をPCRを用いて解析することは困難であった。我々は、プライマーの配列、長さ、およびPCRの反応条件を詳しく検討することで、以上の短所を克服することに成功した。この新しいPCR技術、“Stretch PCR"を用いることで、ゲノムに存在するテロメア繰り返し配列そのものだけではなく、テロメア長を調節する酵素、テロメレースの酵素活性を高感度かつ特異的に測定する系の開発に成功した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kajita,Y.,Nakayama,J.,Aizawa,M.,and Ishakawa,F.: "The UUAG-specific RNA binding protein,hnRNP D0:Common modular structure and binding properties of 2xRBD-Gly family" J.Biol.Chem.270. 22167-22176 (1995)

  • [文献書誌] Kajita,Y.,Kobatake,E.,Ishikawa,F.,and Aizawa,M.: "Bioluminescent detection of RNA with sequence-specificity using RNA binding protein-luciferase fusion protein" J.Biotechnol.43. 63-70 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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