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1995 年度 実績報告書

高血圧症の病因解析システムの開発-摘出細動脈の機能的構築解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07557056
研究種目

試験研究(B)

研究機関信州大学

研究代表者

大橋 俊夫  信州大学, 医学部, 教授 (80020832)

研究分担者 坂口 正雄  長野高専, 電子情報工学科, 教授
伊古美 文隆  信州大学, 医学部, 講師 (50262704)
キーワード細動脈 / 内皮細胞 / 血管平滑筋 / 特殊臓器槽 / 生体顕微鏡 / 微小ガラスカニューレ / 径測定装置 / 解像処理システム
研究概要

(1)摘出細動脈の内径・外径・壁厚連続記録システムを開発した
(1-1)特殊臓器槽を製作した
いろいろな臓器に分布する内径100μm以下の細動脈を摘出するためには、臓器槽を長時間4℃に保持することが必要である。このような条件を満たし、同時に実体顕微鏡下で容易に操作の出来る臓器槽を設計し、製作した。この臓器槽の作製により、実験に必要な高血圧症ラットの細動脈標本を容易に摘出することが出来るようになった。
(1-2)外径50〜150μmの摘出細動脈の潅流標本を作製し、その内径・外径・壁厚を連続的に記録できる装置を開発した
生体用倒立顕微鏡(オリンパスIMT-2)を実体顕微鏡を組み込み、摘出細動脈標本への微小ガラス管の挿入と標本固定を容易にするシステムを設計・作製した。このシステム上に摘出細動脈標本を固定し、37℃に維持された保生液を標本内腔及び外膜側を別々に潅流出来る実験装置(メディカルシステムTC-202)を製作した。この潅流細動脈標本の画像を倒立顕微鏡を介して拡大し、その像がSITカメラ(浜松ホトニクスC-2400)に取り込まれ、TVモニター(浜松ホトニクスC-1846)上に投影され、画像解析に供する光学系を設計・作製した。このTVモニター画像を用いて、細動脈内・外径・壁厚をビデオ画素計数装置・データ解析装置及びソフトにより継時的に測定できるシステムを作り上げた。同時に、落射蛍光顕微鏡装置(オリンパスIMT-REQ-1)、ビデオフレームグラバー(SION社-1200)、パソコン(MACIICi)を併用して、血管平滑筋細胞や血管内皮細胞内カルシウムイオン濃度を継時的に測定出来るシステムも設計・作製した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Fukaya Y.,Ohhashi T.: "Acetylcholine-and How-induced production and idedse of nitricoxide in drterial and venous endothelial cells." Am. J. Physiol.270. H99-H106 (1996)

  • [文献書誌] Kawai Y.,Ohhashi T.: "Histamine 2 receptor-inedided endothelium-dependent relaxation in canine spiral drtery" Jpn. J. Physiol.45. 607-618 (1995)

  • [文献書誌] Mizuno R.,Ohhashi T.: "5-Hydroxytryptamine-induced NO-dependent relaxation in isolated Strips of monkey popliteal lymph nodes" Am. J. Physiol.268. H2246-H2251 (1995)

  • [文献書誌] 大橋俊夫: "内皮細胞由来弛緩因子の最近のトピックス" 診療と新薬. 32. 1105-1108 (1995)

  • [文献書誌] 大橋俊夫: "Shear Stressと微小循環" 現代医療. 27. 3523-3526 (1995)

  • [文献書誌] 大橋俊夫: "リンパ管内皮細胞由来の平滑筋細胞弛緩因子の解明" 病態生理. 14. 650-655 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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