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1995 年度 実績報告書

EPIを用いた全頭部Functional MRIによる脳機能診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07557069
研究種目

試験研究(B)

研究機関徳島大学

研究代表者

西谷 弘  徳島大学, 医学部, 教授 (50117206)

研究分担者 吉留 英二  GE横河メディカル(株), 開発部, 部長
三好 弘一  徳島大学, 医療短期大学部, 助手 (90229906)
原田 雅史  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (20228654)
吉崎 和男  徳島大学, 医学部, 教授 (50079696)
キーワードfunctional MRI / flip ahgle / gradient echo / BOLD / EPI
研究概要

現時点ではEPIの当大学への導入が送れており、当施設ではGradient echo法によるfunctional MRIの測定条件について検討した。EPIを用いたfunctional MRIは、CE-横河メディカルの装置にて行った。
Cradient echo法での撮像条件は、Flip angleの角度と流入効果を抑えるsaturation pulseの有無について検討した。Flip angleでは10-40度の間で変化させたが、flip angleが小さくなるほど全体の信号強度も低下するがnoiseも少なくなる傾向にあり、画質としてはやや良好になることが多い。。flip angle40度では運動負荷により賦活部位が5-7%の信号上昇がみられ、flip angle10度でも4-6%の信号上昇がみられることから、信号強度の変化の機序としてblood oxygen level dependent (BOLD) effectも関与しているものと考えられた。以上よりGradient echo法ではflip angleは10度でも十分な結果が得られると考えられた。
saturation pulseの有無では、saturation pulseを入れる方が信号強度は低くなるが、noiseも小さくなる傾向にある。しかし、satulation pulseの位置が測定断面に近いと、干渉をおこし、画像の劣化の原因となることがあり、注意を要した。
EPIでは、検討数が少なく、多数の条件で施行できていないが、運動負荷による賦活部位の信号強度の変化は3-4%程度であるが、検定画像にても有意差が認められた。ただ、susceptibilityの影響が強く、画像の歪みも少し認められ、今後位置情報の精度の向上が必要と考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 原田雅史: "Flip angleによるFunctional MRIの抽出能の変化について" 日本脳神経CI研究会 抄録集. 第15回. P155 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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