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1995 年度 実績報告書

トランスジェニックマウスを用いた骨粗鬆症薬のスクリーニング系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07557096
研究種目

試験研究(B)

研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

野田 政樹  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50231725)

研究分担者 二藤 彰  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (00240747)
田村 正人  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (30236757)
キーワード骨芽細胞 / トランスジェニックマウス / 遺伝子発現 / プロモーター / ベータガラトクシダーゼ / 骨粗鬆症 / osteoblast / transcription / osteoclast / cytokine / osteoporosis / differention
研究概要

平成7年度においてはラットのオステオカルシン遺伝子上流の約1キロベースをクローニングして、そのクローニングフラグメントをクロラフェニコールアセチルトランスセラーゼ(CAT)に繋いだコンストラクトを用い、このコンストラクトによる転写活性の確認を行った。この確認は骨芽細胞系の細胞群、即ちRS17/2.8やマウスの正常骨芽細胞由来の細胞であるMC3T3EIの細胞についてそれぞれ行った。遺伝子導入はカルシウム沈降法及びリポフェクションによって行い、これらの十分な活性が示されることを明らかにした。これらのプラスミドを導入した細胞についてはオステオカルシンを駆動するホルモンのうちビタミンD3やレチノイン酸、ザキサメサゾン、TGFβ、BMPなどのサイトカインに対する応答についても骨芽細胞において機能することが確認できた。特にTGFβによってはオステオカルシンのプロモーターの3'欠失変異を段階的に作成したところ、最も短いプロモーターに対してTGFβがその活性を抑制することがこのコンストラクトをROS17/2.8細胞に導入したときに明らかになった、更に本年においては骨芽細胞の主要な産生蛋白である骨の基質に存在するI型コラーゲンの遺伝子についてもそのプロモーターをベータガラクトシダーゼに結合したコンストラクトを用い、そのプロモーター活性の検討を行った。これらのI型コラーゲンのα1鎖の遺伝子について、そのベータガラクトシダーゼコンストラクトをマウスの受精卵に遺伝子導入しこれらのトランスジェニックマウスを得て、今後の検討に影響する準備とした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Matsumoto H.: "Establishment and Characterization of Bone Marrow Stromal Cell Line That Support Osteoclastogenesis." Endocrinology. 136(9). 4048-4091 (1995)

  • [文献書誌] Tamura M.: "1α,25-dihydroxyvitamin D dwon-regulates pleiotrophin messenger RNA expression in osteoblast-like cells." Endocrine. 3. 21-24 (1995)

  • [文献書誌] Kawa-uchi T.: "Fibroblast growth factor enhances expression of TGFβ-stimulated-clone-22 gene in osteoblast-like cells." Endocrine. 3. 833-837 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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