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1996 年度 実績報告書

GTaseの生化学,遺伝学的性質解明と,そのう蝕活動性評価法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 07557132
応募区分試験
研究機関大阪大学

研究代表者

祖父江 鎭雄  大阪大学, 歯学部, 教授 (60029973)

研究分担者 南 貴洋  大阪大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00263294)
藤原 卓  大阪大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00228975)
キーワードStreptococcus mutans / グルコシルトランスフェラーゼ / 遺伝子クローニング
研究概要

Atreptococcus mutansの主要な病原因子は,スクロースから付着性のグルカンを合成し,菌体の歯面付着に深く関わる酵素:グルコシルトランスフェラーゼ(GTase)である.本研究では,分子生物学的手法を駆使してGTaseの解析を行っている.
前年度において血清型cのS.mutans MT8148株由来のgtfB,gtfC遺伝子のDNA塩基配列を決定した.さらにひき続き,もう一つのgtf遺伝子であるgtfD遺伝子のクローニングと塩基配列の決定を行った.MT8148株より染色体DNAを抽出し,プラスミドベクターpUC19を用いて遺伝子ライブラリーを作成した.PCR法によってgtfD遺伝子の一部を増幅し,これを用いてライブラリーをスクリーニングしてクローンを選択した.DNAシークエンスはDNAシークエンサーを用いて通法どうり行った.
得られた各gtf遺伝子を過去に報告のあるS.mutans GS-5株のシークエンスと比較すると,gtfBおよびgtfD遺伝子ではあまり相違は認められなかったが,gtfC遺伝子ではカルボキシ末端部に存在する繰り返し構造に差異が認めれた.
さらに本年度において血清型cだけでなく血清がe型やf型のS.mutans臨床分離株より,各gtf遺伝子のクローニングを開始した.現在これらの数多くの菌株のgtf遺伝子のシークエンスに応用するために,得られた各シークエンスをもとにgtf遺伝子専用のカスタムプライマーのセットを設計し,各血清型のS.mutans由来gtf遺伝子のシークエンスを行っている.

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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