研究課題/領域番号 |
07557141
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
赤路 健一 京都薬科大学, 薬学部, 助教授 (60142296)
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研究分担者 |
木村 徹 京都薬科大学, 薬学部, 助手 (70204980)
藤原 洋一 京都薬科大学, 薬学部, 助手 (60199396)
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キーワード | プロテアーゼ / 阻害剤 / ジペプチド / エイズ薬 / 縮合剤 |
研究概要 |
平成7年度中に以下の経過により、アロフェニルノルスタチンを含む強いプロテアーゼ阻害活性をもったトリペプチド誘導体をリ-ド化合物とする3つのタイプのジペプチド阻害剤の設計と予備的な合成を行なうことがてきた。 1.各種ジペプチド誘導体の効率的合成の基礎となる高活性縮合剤の検討を行ない、高い縮合能をもったクロロイミダゾリジウム試薬の開発を行なった。また、本縮合剤の有用性を確認する目的で、ジメチルアミノ酸を含む各種ペプタイボール類の効率的合成を行なった。 2.トリペプチド阻害剤をリ-ド化合物としてそのN末端アミノ酸を疎水性基に置換したタイプの阻害剤の設計と予備的な合成を行なった。このためN末端側に各種アルキル基を結合させた。 3.2とは逆にトリペプチド誘導体のN末端側を親水性基で置換したタイプの阻害剤の設計と予備的な合成を行なった。このためN末端側に各種アルコール基やカルボニル基を含む置換基を結合させた。 4.トリペプチド阻害剤をリ-ド化合物としてその最もN端側にスペーサーを介するタイプの化合物の設計と予備的な合成を行なった。 これらいずれのタイプの化合物についても、それぞれ5-10種類程度の系統的な化合物群の設計を行ない、またそれらが実際に効率よく合成可能であることを予備的な合成実験により確認した。これにより、それぞれのタイプのジペプチド阻害剤について構造活性相関研究を行なえるだけの化合物群を合成できるめどがついた。
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