研究課題/領域番号 |
07557161
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
高野 達哉 帝京大学, 薬学部, 教授 (40124995)
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研究分担者 |
恵谷 誠司 帝京大学, 薬学部, 助手 (20221814)
森 雅博 帝京大学, 薬学部, 助手 (00230079)
板部 洋之 帝京大学, 薬学部, 講師 (30203079)
今中 常雄 帝京大学, 薬学部, 助教授 (50119559)
佐藤 隆一郎 大阪大学, 薬学部, 助教授 (50187259)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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キーワード | コレステロール / LDL受容体 / SREBP / 転写因子 / 動脈硬化 |
研究概要 |
本研究はLDL受容体転写因子(SREBP : SRE Binding Protein)がどのような機序でプロモーター領域(SRE : Sterol Regulatory Element)に働き、LDL受容体ならびにHMGCoA合成酵素の転写調節を行っているのか検討した。その結果、以下の知見を得た。 1)SREBPの精製タンパク質のペプチドシークエンスよりSREBP1, SREBP2の2種類の転写因子をクローニングすることができた。この2つのSREBPはいずれもbHLHーZip構造をとり、47%のアミノ酸相同性が認められた。 2)SREBP1全長ならびにSREBP1(1-410)部分をそれぞれコードするcDNAを発現ベクターに組み込みCOS細胞に発現させ、その細胞内発現分布を蛍光抗体染色法により確認した。その結果、SREBP1全長は核膜あるいは小胞体と思われる部位に主に分布しているのに対しSREBP1(1-410)は核内にのみ観察された。この知見はSREBP1は125kDの前駆体として小胞体上で合成され、アミノ末端68kDのSREBP1(1-410)となり核内移行し転写調節活性を発現しているものと考えられる。 3)核内に移行した68kDのSREBP1(1-410)はALLNで阻害されるようなカルパイン様プロテアーゼにより分解されている可能性を示唆する知見を得た。
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