研究課題/領域番号 |
07557180
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50223582)
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研究分担者 |
井形 昭弘 国立中部病院, 病院長
岩崎 栄 日本歯科大学, 医学部, 教授 (30223382)
大野 絢子 群馬大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00251132)
熊本 一朗 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40225230)
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キーワード | 通信衛星 / 看護教育 / 遠隔教育 / 非対称双方向 / マルチメディア / 情報活用 |
研究概要 |
平成7年度に、多くの看護関係者が感心、興味を持つ画像転送を媒体として、衛星利用による看護遠隔教育の実験を学会のシンポジウムの場を利用して行った。平成8年度には、この衛星利用による看護教育の実際を紹介し、実用化に向けて知識の啓蒙を図るという計画で研究に臨んだ。 知識の啓蒙を図るに際しては、1996年12月に鹿児島県の鹿児島市民文化ホールで開催された「平成8年度九州地区看護研究学会」(学会参加者1,000人)の特別講演において、学会会場と東京会場を通信衛星を介して結び、衛星による遠隔講義を東京側の会場から行った。なお、2会場間の映像と音声の電送は、東京側からは通信衛星を用いて映像と音声の両方を鹿児島会場に送り、鹿児島側会場からは公衆回線を用いて音声のみ東京会場に伝送するという非対称双方向を実現し、経費的に低減化を図り実用化への目処をつけた。 鹿児島側会場の学会参加者は、実際に通信衛星による看護遠隔講義を実体験し、その場で研究者らの準備したアンケート調査に回答した。その結果、貴重資源(有名講師)の有効活用、遠隔地間でも臨場感あふれる講義や質疑応答の実現など、通信衛星利用による看護遠隔教育の将来性も含めて極めて良好な評価を得ることが出来た。
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