研究課題/領域番号 |
07557180
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手 (50223582)
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研究分担者 |
井形 昭弘 国立中部病院, 病院長
岩崎 栄 日本医科大学, 医学部, 教授 (30223382)
大野 絢子 群馬大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00251132)
熊本 一朗 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40225230)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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キーワード | 通信衛星 / 看護教育 / 遠隔教育 / 非対称双方向 / マルチメディア / 情報活用 |
研究概要 |
衛星利用による看護教育の実際を紹介し、実用化へ向けての知識の啓蒙を図った。すなわち、衛星利用に関する漠然とした知識のもとにアンケート調査に回答してもらうのではなく、衛星利用による看護遠隔教育を視聴し経験した上で、期待されるニーズや教育効果などについて調査し評価した。 1)第15回医療情報学連合大会(1995年11月22日)のシンポジウムの中継を行い、学会場と老健施設、看護協会、看護学校の施設間を通信衛星を利用して、映像、音声による双方向の伝送を行い、「21世紀の高齢者ケアにおける情報活動」について、「情報」をキーワードにディスカッションを行った。また、急速な高齢社会を迎える21世紀の主要課題である「高齢者ケア」問題を、シンポジストと会場の出席者のみならず、衛星を利用して老人介護現場や看護実践者、あるいは看護学生らと双方向の質疑応答を行った。 2)引き続いて1996年12月13日、鹿児島市民文化ホールで開催された九州地区看護研究学会の特別講演の場を利用して、参加者約1000人を対象に衛星利用による遠隔教育の実演を行った。東京の日本医科大学と鹿児島市民文化ホールを通信衛星で結び、衛星と電話回線利用による非対称双方向伝送による遠隔教育の実演を行った。 本研究においては、通信衛星と電話回線(地上線)をリンクすることによって、(1)合理的な双方向のシステムを構築する(双方向)、(2)新しい知識を新しいうちに供給する(リアルタイム)、(3)安価な費用でシステム構築を行う(低廉化)、(4)操作者の習熟を必要としない(易操作性)、(5)大規模な設備、専門のスタッフを要しない(一般化)、を達成し、衛星利用の遠隔教育の実用化に向けての具体的なアプローチが達成できた。
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