研究課題/領域番号 |
07557182
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小森 優 京都大学, 医学研究科, 講師 (80186824)
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研究分担者 |
高橋 隆 京都大学, 医学研究科, 教授 (40055992)
湊 小太郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (00127143)
塩田 浩平 京都大学, 医学研究科, 教授 (80109529)
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キーワード | 人体発生学 / 画像処理 / 三次元画像 / マルチメディア / 顕微鏡画像 / WWW / 胎児 / 胚子 |
研究概要 |
胎児胚子切片標本を画像データとして入力、立体情報として再構成するシステムを構築した。主な機能は以下の通りであるが、細部にわたっては現在も改良を行っている。 (1)切片画像の入力:立体顕微鏡に取り付けたCCDカメラからの映像をディジタル化(640×480画素、モノクローム)する。 (2)切片間の位置合わせ:一連の切片像の入力が完了すれば、正面および側面への投影像を求め、標本作成時に記録されている正面像、側面像と較べる。ずれている切片があれば、平行移動を繰り返す。 (3)体表面または特定器官表面の抽出:単純な閾値処理や雑音除去により、体表面または特定器官表面の輪郭抽出を行い、その外部を消去する。内部のデータをvoxelデータとして用いると同時に、得られた輪郭情報を表面データとして用いる。 (4)3次元再構成とその投影像群の作成:3次元データの再構成はvoxel法と表面レンダリング併用する。対話的に立体像を回転させたり、切断面をみる操作を行う場合は、立体再構成前のデータを用いる。 (5)発生過程の動画像作成:発生の各ステージにある標本から3次元再構成して得られた投影像を、投影角度やスケールをあわせて動画像を作成する。この動画像表示では順・逆方向表示や拡大縮小が対話的に行える。 現在までの成果はインターネット上のWWW(URLはhttp://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/VE/)で公開している。
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