研究課題
アンプに付いては完成し、センサーについては下記の分離タイプを進行中である。前年度の問題点であったファインカーボンの心材としては高純度で不純物ガスの吸着、放出の少なく耐腐食性にすぐれた化学蒸着法からなるカーボンをセンサー素材として使用。先端膜にパ-フロロイオン交換ポリマー(PFIEP)の1種である強酸性樹脂イオン交換膜を装着した。基準電極側にはAgclを使用。絶縁被膜をエポキシ樹脂でコーティングしたものを同時に5本作成し、生理食塩水中でNOガスのバブリングを行いNOガスの反応を確認した。5本のセンサーはそれぞれ反応時間及び反応感度にばらつきがあったが、NOの反応をとらえることができた。上記と同様に作成したセンサーでin vitroでの反応を確認した。in vitroにおいてはNOガスの反応ハ確認できたが、他の要因によるノイズ等により非常に不安定な要素を含んでおり、NOガスを充填していたので確認できたが、実際上NOの発生となった場合ノイズとの区別が困難である。上記要因として考えられることは、1:膜厚の均一性、2:膜塗布時のピンホールの有無等、3:実験環境の不備。作成工程のわずかな差により均一な薄膜のセンサーができない点にあるとも思われる。現段階で直面している問題点1:NOガスの最も適したイオン交換膜の厚さ2:膜の厚さのピンホールのない均一な装着方法今後の開発計画1:上記イオン交換膜を主剤として膜の塗布方法を改善2:前年より引続きインビトロでのNOガスの較正方法の改善