• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

腎臓を標的とした臓器選択的遺伝子治療の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07557363
研究種目

試験研究(B)

研究機関東京女子医科大学

研究代表者

東間 紘  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (90075549)

研究分担者 伊藤 文夫  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20211683)
中沢 速和  東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (00147381)
キーワード腎移植 / リポゾーム / 遺伝子治療
研究概要

本年度は、(1)同系ラットを用いた腎移植の技術的な確立、(2)発現ベクターpmiwzを用いたin vitroでの遺伝子導入、(3)移植膀胱標的としたin vivoにおける遺伝子導入をテーマとし、下記の結果を得た。
(1)について;
1.移植操作そのものは、ほぼ確立し、移植腎生着率も、今後の検討で当座の観察期間として設定した移植後4週間において、ほぼ全例に近い成績を得た。
2.移植に供する腎のmicropumpを用いた体外灌流法は確立したが、灌流条件の差異による移植腎の障害に関する組織学的検討は次年度の課題とした。
(2)について;
1.評価の確立したpV2neoをコントロールに用い、pmiwzのcell line NIH3T3,LLCPK-1への導入効率を、リン酸カルシウム共沈法とリポゾーム包埋法について検討した。
2.LLCPKへの導入効率は、両者ともに、0.1〜0.5%であった。
(3)について;
1.当初の計画には挙げていなかったテーマであるが、腎同様に尿路系に属すこと、移植後に起こる粘膜の脱落再生が、リポゾームよる遺伝子導入を促進する可能性の示唆されること、実験動物の有効利用の図れることなどから、本実験との比較対象として選択した。
2.移植後2〜4週間における粘膜の再生・生着を約50%に確認した。
3.予備実験において、pmiwzの移行上皮細胞への導入を確認した。

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi