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1995 年度 実績報告書

思春期早発症の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 07557365
研究種目

試験研究(B)

研究機関群馬大学

研究代表者

峰岸 敬  群馬大学, 医学部, 講師 (00209842)

キーワード思春期早発症 / FSHレセプター / COS細胞
研究概要

思春期早発症を診断された患者の血液を採取し、DNAを抽出した。FSHレセプターのイクソンの細胞内領域をコードする部分を増幅出来るようにプライマーを作成し、このプライマーを用いてPCRを行い、理論上正しいと思われるフラグメントをベクターに導入した。複数のクローンのDNAをシークエンスしそのDNA配列を明らかとして、既に我々が報告しているヒトFSHレセプターの配列と比較する。相違部分を確認しアミノ酸構造での比較を行った。
この突然変異を人工的突然変異の手法を用いて作成し、このDNAを発現ベクターに挿入して、COS細胞に導入した。wildタイプのレセプターとの比較をまずコントロールレベルで行い、ホルモンが作用していない状態でのcAMP量の蓄積を測定する。次にFSHが作用した時のcAMPについても用量依存性につき検討した。今後、現在検討中である細胞内カルシウムの変動についても、同様の実験を行いDNAの変異と機能の関連について確認する。
SSPC法または、特定の制限酵素を用いて多数の検体をスクリーニングする方法を確立し、異常の確認の出来た患児の両親、更に親族のDNAを同様スクリーニングし家系図を作成する。これにより遺伝形式を特定する。臍帯血を検体として出生前の診断の応用を検討する。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T. Minegishi et al.: "Regulation of Follicle-stimulating hormone receptor mRNA levels in cultured rat granulosa cells" Moleclar and Cellular Endocrinology. 108. 67-73 (1995)

  • [文献書誌] M. Tano et al.: "Regulation of follistatin mRNA in cultured rat granulosa cells" Moleclar and Cellular Endocrinology. 109. 167-174 (1995)

  • [文献書誌] 峯岸敬: "排卵管障害とinhibin,activin" 臨床婦人科産科. 49. 1478-1480 (1995)

  • [文献書誌] 狩野智: "LHレセプター" 産科と婦人科. 47. 1415-1419 (1995)

  • [文献書誌] Mar. Tano et al.: "Application of CHO cells transfected with the recombinant human FSH receptor for measurement of serow FSH" Fertility and Sterility. 64. 1120-1124 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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